※あらかじめ最初に書きますが、ネタバレはしていません。


長くならない程度に、Twitterには書ききれない程度の感想を述べたいと思います。


これはエンドゲームに対してではなく、11年間の軌跡、MCU最初の役者、ロバート・ダウニーJrに対するものになるかもしれません。

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2008年、記念すべきMCU第1作目『アイアンマン』が公開されました。

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日本での公開は『インクレディブル・ハルク』が先だった為、ハルクのスタッフロール後のスタークは時系列も違っていて違和感もありました。

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それはさておき、主演として選ばれたロバート・ダウニーJr。

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公開当初の年齢は40代前半くらい、すでに役者としての地位と薬物関連のスキャンダルと、両方に挟まれる悪い意味で当たり障りのない、栄枯衰勢真っ只中の役者としてイメージしていました。


同じような役者としては同年代のチャーリー・シーンのようなイメージ。



なかなか厳しいのではないか?という鑑賞前のイメージ。



そして、個人的に中年男性がヒーローを演じるというギャップ。

バットマンのマイケル・キートンのような成功例もありますが、

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ハードルはやや高いんじゃないか?

MARVELの作品群からしても、年齢的にもシリーズ化は難しいのではないか、

永きにわたり演じるということは、キャラのイメージが役者に付き纏い、

新たなチャレンジができないのではないか、

だから途中降板なども有り得るのではないか、と。


しかし、フタを開ければ好評。

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これはもう、アメコミ映画に対する心配を覆す、アメコミに慣れ親しんだ子供だった大人達のリスペクトが産んだ必然的な結果。

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プレッシャーやハードルや、凄まじい重圧もあったでしょう。

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元となる作品はあれど、現代に上手くヒーロー達を溶け込ませながら、修正修正を繰り返しながらも初めから決めいていたゴールに向かい突き進んだ結果が、エンドゲームだったんだと思います。

MARVELに纏わるトリビアや関連性は星の数ほどありますが、そこを無理なくつなげたのは無限なイマジネーションを具現化したようなスタン・リーとアメコミを愛する人間達。

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世界中のファンや、新たなファンも巻き込んで、まさにサーガと呼べるような一大プロジェクトとして愛され成立出来ると、誰が想像出来たでしょうか。

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むしろ、それすらスタン・リーの中ではあらかじめ想定内で、さらにその先を見据えていたのかも知れません。

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キャラクターが増えようが、国際色豊かな役者が増えようが、もうなにもかもが成立できる地盤が最初の1作目で確立されていたような気がします。

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若い役者も有名な役者もたくさん出演したMCU作品群。
しかも、降板した役者は片手程度じゃないですか?

こんなことはなかなか起きないと思いました。



本当に今までの映画の概念を全部覆してきたMCU。

一段落とはいえ、いつでも傍に彼らは居るし、戻れます。

未来を歩み続ける我々と、同じ歩幅で進んでくれるでしょう。
そして、いつでも振り返ってまた会える。

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映画の醍醐味や本質を理解させてもらえたようなそんな作品群でした。

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